[WordPress] 独自ドメインで WordPress を動作させるまでの作業手順
2016/01/30
レンタルサーバーを借りて WordPress をインストールして、独自ドメインで動作させるまでを、次の3つの手順に沿ってごく手短かに解説します。
- エックスサーバー X10 がオススメ
- ドメインの取得とドメインの設定
- WordPress を自動インストール
1.エックスサーバー X10 がオススメ
WordPress を安定して動作させるためには、「PHP の処理速度」、「メモリ容量」、「データ転送量の上限」が必要になってきます。この3点をチェックして、用途に応じてそれらが十分にあるサーバーを選択しましょう。レンタルサーバーの中では必要十分な性能でありながら価格も手頃な、エックスサーバーの X10 プラン が一番オススメです。
参照ページ → 「WordPressに最適なサーバーの3つの条件とおすすめサーバー」
2.ドメインの取得とドメインの設定
ドメインの取得は、お名前.com がオススメです。価格が安くて管理も簡単で、サポートも充実しています。また、対応しているトップレベルドメイン (TLD) が豊富で、WHOIS 情報公開の代行も無料で行ってくれます。(WHOIS 情報の代行ができない TLD も一部ありますが、対応しているドメインを選びましょう。)
ドメインが取得できたら、お名前.com と エックスサーバー の両方で設定します。
お名前.com では ドメインNavi にログインして、対象のドメインに、
- ns1.xserver.jp
- ns2.xserver.jp
- ns3.xserver.jp
- ns4.xserver.jp
- ns5.xserver.jp
の5つのネームサーバー (DNS サーバー, Domain Name System Server) を設定します。
続いて、エックスサーバーの サーバーパネル にログインして、ドメイン設定 の画面から、ドメインの追加設定 を選んで、さきほど取得したドメインを追加します。
ドメインの設定ができたら、ネームサーバーにドメインの登録が反映されるまで待ちます。通常であれば24時間から最大48時間ほど待てば反映されます。ブラウザのアドレス欄に取得したドメインの URL を入力して、サーバーのファイルが表示されれば反映されています。
参照ページ → 「ドメインを取得してライバルに差をつけよう」
3.WordPress を自動インストール
ドメインの設定ができてサーバーにアクセスできる状態になったら、WordPress をインストールします。エックスサーバーの サーバーパネル にログインし、ホームページのカテゴリーにある「自動インストール」というメニューに進み、WordPress をインストールしたい対象のドメインを選択して、プログラムのインストールから WordPress 日本語版 の「インストール設定」ボタンを押します。自動インストールの設定を確認してから、インストールを開始しましょう。
インストール後に多少の設定が必要になりますが、サブディレクトリを作ってインストールすると、ルートディレクトリにファイルがぶちまけられてごちゃごちゃするということが避けられます。
インストール URL を「http://example.net/wp」のように入力し、データベースは「自動でデータベースを生成する」を選択しましょう。
参照ページ → 「エックスサーバーにWPを簡単にインストールする方法」
サブディレクトリにインストールして、ルートディレクトリとして表示させるためには、インストール後に少し余分に設定作業が必要になります。インストール後に WordPress にログインしてから、管理画面から「設定 > 一般設定」を開いて、サイトのアドレス (URL) を、表示したいルートディレクトリの URL (例:「http://example.net」)に変更して、変更を保存 をクリックします。次に、ファイルマネージャにログインして、インストールした WordPress ディレクトリ(/example.net/public_html/wp)にある index.php と .htaccess の2つのファイルを、ルートディレクトリ(/example.net/public_html)にコピーします。(移動ではなくコピーしてください。)
index.php を開いて、
修正前:
require( dirname( __FILE__ ) . '/wp-blog-header.php' );
の行を、
修正後:
require( dirname( __FILE__ ) . '/wp/wp-blog-header.php' );
に変更します。
これで、新しい管理画面(http://example.com/wp/wp-admin/ もしくは example.net/wp/wp-login.php など)からログインできます。
サイトの URL が変わったので、最後にパーマリンク設定を更新しておきましょう。ファイルマネージャ で .htaccess のパーミッションを一時的に「707」に変更しておいてから、管理画面の「設定 > パーマリンク設定」を開いて、例えば「月と投稿名(http://example.net/2016/01/sample-post/)」を選んで、変更を保存 をクリックしてパーマリンク構造を更新します。パーマリンク設定の更新が終わったら、.htaccess のパーミッションは「644」に戻しておきます。
参照ページ → 「WordPress を専用ディレクトリに配置する」
(Update: 2016/1/22)
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